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システムの機能を最大限に活かすためには、明確な目標設定が不可欠です。本記事では、目標達成に導くSMARTゴールの設定方法について、具体的な事例を交えてご紹介します。
目次
SMARTゴールとは?
SMARTゴールは、目標をより具体的に、そして達成可能にするためのフレームワークです。
Specific(具体的):何が達成したいのかを明確にする
Measurable(測定可能):進捗を数値化し、評価できるようにする
Achievable(達成可能):現状とリソースを考慮し、現実的な目標を設定する
Relevant(関連性がある):施設の目標やビジョンに合致していることを確認する
Time-bound(期限がある):達成期限を設定し、目標に向かって取り組む
この5つの要素を満たした目標設定方法です。
SMARTゴール設定のメリット
目標の共有と一体感:チーム全体が同じ方向に向かって取り組める
進捗管理の効率化:定期的な評価により、計画の修正が可能
モチベーション向上:達成可能な目標を設定することで、職員のモチベーションを高める
SMARTゴール設定のポイント
- チームで目標を設定する
意見交換を行い、全員が納得できる目標にする。 - 必要なリソースを確保する
人材、時間、予算などを事前に確認する。 - 定期的に進捗状況を共有する
チーム全体で進捗を確認し、必要に応じて相互に支援を行う。 - 目標達成のための環境を整える
プロジェクト体制の構築や研修の実施などの体制を構築する。
SMARTの法則に沿った目標設定シートを活用する
SMARTの法則を使って目標を設定するときは、目標設定入力シートの活用がおすすめです。
目標を設定するために、以下の入力シートをご利用ください。

ライフリズムナビ導入後のSMARTゴール設定例
例1)夜間の定時巡視時間削減
目標設定の例 | |
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Specific(具体的) | 夜間の定時巡視を削減し、業務負担を軽減させる。 |
Measurable(測定可能) | 3ヶ月で夜間の定時巡視を20%削減する。 |
Achievable(達成可能) | 2時間に一度の巡視を4時間に一度にする。 |
Relevant(関連性のある) | 夜間の業務を削減することで、日中の業務を夜間に移し、日中に手厚いケアを行う。 |
Time-bound(期限付き) | ライフリズムナビ導入後6ヶ月以内に達成する。 |
例2)夜間の定時巡視時間削減
目標設定の例 | |
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Specific(具体的) | 居室内での転倒事故を予見し重大事故を未然に防ぐ。 |
Measurable(測定可能) | 前期と比較し転倒事故の発生率を20%低減。 |
Achievable(達成可能) | 転倒リスクが高い方に、適切なアラートを設定する。 毎月の事故防止委員会時に、事故が発生した方のデータを確認し、生活リズムに合わせた事故防止対策を検討する。 |
Relevant(関連性のある) | 転倒事故による骨折などの重大事故を減らすことで入居率◯%、ベッド稼働率◯%を維持する。 |
Time-bound(期限付き) | 期限を12ヶ月とする。 |
まとめ
SMARTゴール設定は、ライフリズムナビを最大限に活用し、より良い介護サービスを提供するための重要なステップです。
本記事で紹介した内容を参考に、ご施設に合ったSMARTゴールを設定し、目標達成に向けて取り組んでいきましょう。